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2010年 05月 07日
八重山諸島・jitensha旅Ⅲ


2日目の八重山。朝5:15に目が覚める。天気は悪そうだ。
7:00に朝食に食堂へ行く。すでに全員揃っている。みんな早起き。
7:30にホテルを出る。小雨が降っている。
8:10の船で、西表島をめざす。
港へ行くと船が留っている。係りの人に聞くと、この船じゃなく、大きいほうの船だと言う。
団体が来るので、満席が予想されるので早く自転車を置いて、座ってくれと言う。
なるほど、次々に団体が乗って来る。すぐに満席になった。

西表を自転車で走るか、レンタカーにして、いいとこ取りで走るか、
今回の旅行前から思案しながら、当日になってしまった。
なぜかというと、調べてみるとかなりのアップダウンがありそうだったし、
上総守殿よりの情報では西表を走った人の旅行記には、道が狭くて走りにくいとの情報もあった。
つもりとしては、レンタカーと自転車の併用にするつもりで、ホテルを出たのだった。
しかし幸いに雨。いとも簡単にレンタカーと決める。

港を上がったところにある、オリックスレンタカーに飛び込む。
ステップワゴンを借りることにした。自転車は事務所の片隅に置かせてもらった。
車を走らせるとすぐにアップダウンが連続する。
事前調査では由布島までは坂の覚悟ではあったが、
このアップダウンでは、なかなか先に進めそうにないことがわかった。
雨のせいでレンタカーにしたとの強弁も、今はしぼんでしまっている。
レンタカーにしたのは最善の選択であったのだ。

サキシマスオウノキの群落を見学して由布島に向かう。
由布島は西表島から浅瀬を隔てた向こうにある島。
水牛車に乗ってのんびりとゆられて渡る。案内してくれる女性も島外からの人。
曇ってはいるが雨は止んでいる。

島を散策する。蝶々園があって入ってみる。
オオゴマダラが普通にいる。金色の蛹や孵化直後の姿も見た。うれしくなってくる。
ツマベニチョウ、リュウキュウアサギマダラ、アサギマダラもいるそうだが、
リュウキュウアサギマダラはよく見られるが、ツマベニチョウ、アサギマダラが見つからない。
ツマベニチョウの幼虫だけ発見した。蛇に擬態してしる。
首を上げるとまるで蛇に見える。

島を散策したのち、11:30に由布島を出る。
12:30の浦内川のジャングルクルーズに間に合うように。
12:10頃に浦内川に到着した。
当初マリュウドの滝、カンピレーの滝に行くツアーを考えていたが往復3時間かかるので、
時間がなさそうなので今回は川の往復ツアーにした。
クルーズ船に乗っていると頬にあたる風が心地よい。
まわりは緑一色。静かに川を上ってそして下っていった。

ジャングルクルーズのあとは、八重山ソバの店に入った。眉の濃いマスターだった。
そして西表温泉で、冒頭の事件があったのである。
南風見田浜へ往復走ったのが、本日の唯一の走行。そうそう、ホテルと港往復も。
2キロ弱のポタリングであった。
17:40の船で石垣に帰った。

夜である。八重山料理を食べるべく店を探していたら、
街角に若い女性の営む雑貨店があった。その人に食べるところを尋ねると、
隣の「南風(ぱいかじ)」を紹介してくれた。
この雑貨店は「箱亀」というお店で、やっぱり島外から来たひとだった。

ちなみに南をパイというのは、「本土語の南風(はえ)は沖縄でも「南」の意味に使う。
本土語の古い発音では、こんにちのH音が古くはF音になり、さらに古くはP音になる。
つまりは花はパナである。八重山諸島の言葉はP音の古発音を残していて、
南(ハエ)が南(パイ)になるらしい」と、
司馬遼太郎の『街道をゆく6 沖縄・先島への道』に紹介してある。

南風では、泡盛をたくさん飲んで、よい気持ちで石垣島の食べ物を満喫した。
ところで、波照間に行けば幻の泡波というおいしい泡盛が手に入るということだ。

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by jitetabi | 2010-05-07 20:10 | 八重山諸島 | Comments(2)
Commented by 按針 at 2010-05-09 17:25 x
懐かしい紙ひこうきのブログをあけました。
はじめまして按針です。
音まで流れて感激、長文には上総様も
びっくりかな。
楽しみに見せて頂きます。
Commented by jitetabi at 2010-05-09 20:05
按針殿
全員登場しました。
これからまだ旅が続きますね。


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